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「魚の骨」1966年
鉄、塗料、340×390×254cm

カルダーは動く彫刻《モビール》とともに、数多くの動かない立体作品も制作した。 「魚の骨」は、高さ3.4mの巨大な鉄の作品でありながら、紙細工の様な自由な曲線をもった平面で構成され、重さを感じさせない。 鉄板を固定する為のビスも、整然と並べられて作品のアクセントとなっている。 空に向かって上昇する動きを感じさせ、見る場所によって姿を変えるこの大きな「魚の骨」は、人を迎え入れる開かれた形をしている。